同じ建物を木造と鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)で立てた場合、建築コストは20％程度「安く」抑えることができます。特に、躯体の重さが影響する基礎工事が大幅に抑えられるためです。
さらに鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)と同時期に着工した場合には、2カ月近く「工期が短く」できる傾向にあります。

木造の法定耐用年数は、鉄筋コンクリート造(RC造)と比べて短く設定されています。
そのため「減価償却の期間」が「短く」なるのです。
ただし、木造の建物の寿命が他の構造よりも短いわけではありません。
固定資産税も、鉄骨造よりも45％、鉄筋コンクリート造よりも47％程度も「安く」抑えられます。

国の認定期間による評定も取得した強度計算と、最小断面の2×4材で構成された剛性が高い軽量な小屋組みが可能なため、「高い耐震性」を実現しました。
外周梁と耐久壁により、内部の壁や柱を取り除くことができるため、間取りの変更は自由度が高く、柔軟に変更ができます。

カーボンニュートラル2050に向け、建築物に木を使用した持続可能な脱炭素社会への取り組みが注目されています。
環境負荷低減につながる「木造化」「木質化」は、社会貢献の視点からも、今後注目を集め、アピールポイントになるはずです。

木の香りが高く、調湿効果の高い、木造空間の中で働いて頂ける建物。
五感に良い木質化とする事で、ストレスの少ないメンタルヘルスに良い環境にもなります。